結婚式が終わり、披露宴では終始和やかな雰囲気で宴が進みます。
楽しくなればお酒も進んできますが、でもちょっと待ってください。
披露宴の最中、新郎新婦は常に緊張していますよ!


新郎は披露宴で飲まされてしまうことが多い
お祝いムード一色の披露宴。
進行が進むにつれてそれぞれの席では食事も進み、楽しいお酒が酌み交わされて少々できあがっている人も出てくるかも?
そして、歓談の時間になると始まるのが新郎のグラスへお酒を注ぐ出席者の列です。
みんながお酒を注ぎたがる気持ちは良く分かりますよね。
自分が注いだお酒を飲んでほしい。
お酒を注いであげたい。
お祝いの気持ちを伝えたい。
一緒に話したい…。
でもここで考えて欲しいのは、みんなが注いだお酒を新郎が全て飲んでしまうと酔っぱらってしまう可能性がある。ということです。
そして、新郎新婦は歓談のお酒の後もやることがまだたくさん残っています!
新郎も、お酒を注いでもらえば嬉しいもの。
ついつい喜んで飲みながら、途中で「あれ?もしかしたらこれ酔っぱらっちゃうパターンかも…」と思っても、お酒を注いでくれる人にイヤとは言いにくいものがあるかもしれません。
飲まなければいけない空気になってしまうかもしれません。
アルコールに強い新郎もいれば、弱い新郎ももちろんいます。
仮にアルコールに強い新郎だったとしても、今は披露宴の最中。
いつもの空間とは違いますし緊張感もありつつ、周りにも気を配ってしまうのが新郎新婦です。
披露宴の心労って感じる人はとても感じるものなんですよ。
お酒を勧める時は、新郎の具合をしっかり見てあげてください。
おめでとう!どう?お酒注いでもいい?まだ飲める?大丈夫?
と少し声をかけるだけでも全然違います。
無理しないでね。と気遣ってあげる心配りも出席者の方には是非持っていただきたいです。
ほんの少しだけ、気持ちを伝える意味で少しだけ注いであげるだけでも、新郎新婦って嬉しいんですよ。一杯なみなみと注ぎたくなりますが、それは出来るだけ控えてあげるのがいいでしょう。
実際に僕の結婚式でも、ありがたいことに歓談が始まると順番にお酒を注ぎに来てもらえました。
しかしこれが10人15人となると、実は結構ツラかった…。
なぜツラいかというと…
披露宴中に新郎新婦はご飯が食べられない場合もあるんです
披露宴が始まって食事が出され、乾杯が終われば出席者の方たちは食事に手を付け始めますが、友人代表の挨拶や職場の上司の挨拶などを聴く時に食事には手を付けれらませんよね。
それだけではなく先ほど書いた通り、披露宴の最中は結婚式が終わったとはいえ新郎新婦は色々な事を考えながら緊張状態にあります。出席者は楽しく過ごしてお祝いしてあげればいいのですが、披露宴の主役である新郎新婦ってそうはいきませんよね。
進行は滞りなく進められているだろうか?
時間は問題ないだろうか?
招待客の人は楽しんでくれているかだろうか?
この後は謝辞もあるし…。
そんな色々な考えの中、食事になかなか手を付けられないという場合もあります。
そして、そうこうしている内に歓談のお酒の時間が始まり、食事に手をつけるタイミングを完全に逃してしまいお酒を飲むばかりになってしまう…。
恥ずかしながら、自分自身が披露宴を挙げるまでこのことに全く気付きませんでした。新郎にお酒を勧めはしましたが、食事がどれくらい進んでいるかなんて見た覚えがありません。
口には出さなくても、ついつい飲ませ過ぎてしまった友人も今までいたのかもしれませんね…。
みなさんご存知のように、空きっ腹に飲むお酒って予想以上に効いてきます。
そして、新郎新婦はトイレに行くのも一大事なのでトイレに行きたくなると凄く気を遣うし困るんです。新郎新婦って気軽に披露宴会場を抜け出せないですからね。
その後の披露宴のスケジュールもありますし、スケジュールを予定通りこなせるように、酔っぱらった状態で感謝の手紙や謝辞を読んでしまわないように、何より新郎新婦が恥ずかしい思いをしないようにお酒を勧めすぎずにサポートしてあげるのも友人としての努めではないでしょうか?
僕自身も目の前に並べられた料理を見ながら、お酒を勧められるまま飲んだり、そして友人や職場の同僚、そして妻側の出席者の方と歓談したり、色々な人と写真を撮ったりで全く食べられずに空きっ腹で披露宴を終えた経験があります。
本当に、披露宴ってあっという間ですからね。
とても楽しく、新郎新婦だけでなく親族や友人もみんなが楽しみにしていた結婚式と披露宴です。
少しの思いやりだけでも新郎新婦共に、とても助かりますしありがたいものですよ。
あなたは何も気にせず披露宴でお酒を勧めていませんか?