結婚式に出席した際にまず済ませなければいけないのが受付です。
新郎新婦の友人や親族が受付役をしていますが、ここでもマナーをきちんと守りたいですよね。
受付でのマナーはどんなものがあるのでしょうか?


受付の前に身だしなみをチェックしましょう
身だしなみをチェックできるように、ギリギリに会場入りすることは避けましょう。
余裕を持って行動することで落ち着くことができ、粗相をしてしまう可能性もグンと減るはず。
男性であればネクタイがきちんと締まっているか?ジャケットのフラップは問題ないか?などをチェック。
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女性であればお化粧直しやヘアスタイルのチェックなどをしたいですね。
受け付けは結婚式に招待されたゲストが式場で一番最初に出会うマナーの場ですから、招待してくれた新郎新婦が恥ずかしくないようにしましょう。
ご祝儀袋を裸のまま用意していませんか?
ご祝儀袋をバッグからそのまま出したり、ジャケットのポケットからご祝儀袋のまま出して渡すのは決してマナーが良いとはいえません。
「これはほんの気持ちですが」とか「気持ちだけ包みました」という表現をよく耳にしませんか?
気持ちを包んだよという表れ(表現)として、袱紗(ふくさ)と呼ばれるご祝儀や進物を包むための専用のものでご祝儀袋を包むようにしましょう。
大切な気持ちであるご祝儀袋が汚れたり折り目が付いたりしないためでもあります。
袱紗(ふくさ)って、日本に昔から伝わる素晴らしい文化のひとつだと思います。
風呂敷やハンカチなどで代用しても構わないのですが、いつかのために持っておくと安心ですよ。
まだ袱紗(ふくさ)をお持ちでない方は、これを機に冠婚葬祭で使えるよう慶事用・弔事用として2種類持ってはいかがでしょうか?
袱紗(ふくさ)には色と包み方によって異なる意味があるので注意してください。
結婚式などの慶事で袱紗(ふくさ)を使う時は、色は赤やピンクなどの暖色系です。
こちらは高級感のある西陣織の物ですが、暖色でお祝い事にピッタリの色合いですよね。
逆に弔事の場合での色は緑や紺、黒などの寒色系です。
慶事用・弔事用の慶弔セットならどちらでもシーンに分けて使えるのでおすすめです。
男性の場合であれば慶事でも青や紺もOKなのですが、お祝い事ですし赤でもおかしくはありません。
紫に関してはどちらでも使えるのですが、この「どちらでも使える」色はお祝い事には避けた方がいいのでは?というのが僕の考えです(あくまで持論です)。
袱紗(ふくさ)ではなく風呂敷やハンカチでもOKと先ほど言いましたが、カジュアルな袱紗(ふくさ)も販売されています。
ポップな色合いで今時の袱紗(ふくさ)という感じですよね。
袱紗(ふくさ)はご祝儀袋を裸で渡さない、気持ちを包む…という意味合いですので、こんな今時の袱紗(ふくさ)でも全く問題ありません。
少し高級感は無くなってしまいますが、友人の結婚式などにはいいかもしれませんね。
ご祝儀を渡す時にもマナーがあります
受付には芳名帳があり氏名を書きますが、必ずご祝儀を渡してから記入する流れになります。
「これに名前を書けばいいですか?」なんて聞いて、先に名前を記入したりしないようにしましょうね。これは恥ずかしいですよ。
受付に着いたら、まずは袱紗(ふくさ)を取り出しましょう。
受付に着いたら、袱紗(ふくさ)を開いてご祝儀袋を渡す前に必ず
「本日はおめでとうございます。」
とお祝いの言葉を伝えます。
そして袱紗(ふくさ)を開いてご祝儀袋を出したら、相手側にご祝儀袋に書いた名前が見えるようにして両手で手渡します(受付に人が並んでいるようであれば、袱紗(ふくさ)からご祝儀袋を取り出して袱紗はしまっておいてもOK)。片手で渡してしまうのはNGですよ!
渡す際に
「大阪花子と申します。お招きいただきありがとうございます。」
と名前と感謝を伝えて深く一礼しましょう。
次に、芳名帳への記入を案内されるでしょう。
受付に人が並んでいなけれそのまま記入しても構いませんが、人が並んでいるのであれば少し左右に避けて記入する…といった心遣いを忘れないようにしたいですね。
受付ひとつとってもマナーを見られる結婚式。
恥ずかしい思いをしないように、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ご祝儀を渡す時のポイント
- ご祝儀袋は袱紗に包む
- おめでとうの挨拶を忘れずに伝える
- 相手側に名前が見えるように渡す
- 氏名を述べて呼んでもらった感謝を伝える