新郎が結婚式に出席してくれた皆さんに言葉を贈るシーンは、結婚式で何度かやって来ます。
代表的なのはウェルカムスピーチや謝辞ですね。


謝辞とは、感謝の言葉やお礼の言葉を述べることです。
結婚披露宴での謝辞は新郎の人柄も良く表れるシーンですから、しっかりと考えたいですよね。
今回は謝辞のポイントや簡単な作り方を見ていきましょう。
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謝辞のポイントは4つのブロックに分けて考えること!
謝辞の時間はだいたい2分から3分を目安とするとよいでしょう。
あっという間ですが、新郎にとっては短いようで長い3分間ですよね。
新郎さんは、少しでもいい文面を考えるために色々な例文を見ながら作り上げて行くと思いますが、いきなり謝辞を考えようとしても、ゼロから作るととても悩みますよね。
そこで、大きなブロックに分けて考えるとやりやすくなります。
まずは下の表をご覧ください。
1.最初の挨拶 | 本日はお忙しい中…など |
2.お互いの家族・出席者への感謝 | たくさんの方に祝福していただき…など |
3.希望溢れるこれからの未来 | 2人で力を合わせて暖かい家庭を…など |
4.感謝の気持ちと締めの言葉 | 本日はまことにありがとうございました…など |
どうでしょう?
こうやってブロックに分けて一つ一つ考えていけばまとまりも出来て考えやすいと思いませんか?
式のフィナーレである謝辞ですが、変に緊張することはありません。
出席して下さったゲストは、みんな新郎新婦の味方です。
ジョークを交えるのもいいですが、無理に笑いを取る必要はありません。
あなたの誠実な人柄が溢れる言葉であればいいんです。素直に感謝の言葉を伝えればいいんです。
謝辞の最中に感情が昂るかもしれないから注意が必要かも?
注意!と言いながらも、思いがけず感情が昂ぶって涙があふれ出てしまうことは新婦だけではなく新郎にも披露宴ではよく見られます。かく言う僕もそうでした(笑)。
謝辞を述べる最中に嬉し泣きでもなく悲しい涙でもなく、なぜか涙が出てきて止まらなくなる場合があるかもしれません。そんな時、どうしよう!?と焦るかもしれません。
ですが、先ほど書いた通り出席して下さったゲストの方々は、みんな新郎新婦の味方です。
「がんばれ!」という声援が飛んでくると、それが余計に泣けてくるんですが(笑)、そんな時はこの記事を読んだあなたに思い出して欲しいです。
みんな新郎新婦の味方ですよ。
みんなが祝福してくれていますから、心を落ち着かせて謝辞を述べましょう。
謝辞を読む時はしっかりと声に出して読もう
普段人前で話す事のない新郎さんだと、マイクを持つことも声に出して喋ることも不慣れです。
ですが、一生に一度の晴れ舞台である披露宴。出席者の方はみんな静かに新郎さんの声に耳を傾けてくれています。出来るだけ大きな声でハッキリと前を向いて喋りましょう。
話すことが不慣れだと、どうしても伏し目がちになってしまいがちです。
喋りながらも意識して会場全体の出席者の方々を1人1人見るくらい前を見て話しましょう。それが出来ると、謝辞の内容以外にも印象が大きく変わってきますよ。
緊張しても、会場全体を見回すくらいにしっかり前を向いてハッキリと話そう。
謝辞ではカンペは出来るだけ使わずにしっかりと覚えておこう
出来るだけ謝辞は紙に書いたカンペを見ずに読む方が望ましいです。
カンペを見ないことで先ほど書いた前を向いてしっかり話すということが出来ますし、自分の言葉でしっかり話す新郎という印象を持ってもらえるでしょう。謝辞を聞いている人への印象がまるで違います。
しかし、覚えるのが苦手な人も中にはいますよね。そういう場合は無理せずにカンペを用意しておくのも手だと思います。ですが、おそらく何度も何度も書き直して完成させた謝辞です。
文章の流れや言葉の流れをきっとある程度覚えているはずですから、ここだけは必ず伝えたい!というポイントがあればそこだけはしっかり覚えておきましょう。
カンペに頼り過ぎていると、カンペを無くした時に大変です。
そんな人いないだろう?と思ってはいけません。
実際に僕は衣装替えの控室にカンペを忘れてしまい(衣装替えの時にも必死に覚えようとしていてつい…)、謝辞の時になって「あれッ!?カンペがない!?」とものすごく焦りました。
焦ってしまいましたが、何度も書き直して完成させていた謝辞だったのでほとんどの内容を暗記していて事なきを得た経験があります。
カンペを無くした上に感情が昂ぶってしまって涙もあふれて大変だったんですが、伝えたかった感謝の気持ちや2人のこれからのことなど、ある程度覚えていて良かったと思いました。
ですからこれから謝辞を考える新郎さんには、できるだけカンペを使わなくていいように、そして感情が昂ぶった場合でも対処できるようにしっかりと覚えた上で披露宴に臨んで欲しいなと思います。