一昔前まではなかった披露宴でのウェルカムスピーチですが、最近では披露宴の最初のイベントとして行う新郎新婦が増えています。
披露宴に出席してくれたことへの感謝、結婚式が無事終わったことへの感謝、そして披露宴をこれから行うということを司会進行役からではなく、新郎新婦から直に伝える場でもあるのがウェルカムスピーチ。
今回は、ウェルカムスピーチの決まり事などを例文と共に見ていきましょう。


Contents
ウェルカムスピーチは短くまとめること!
ウェルカムスピーチって聞くと、良く分からないし難しそうですよね。
新郎の中ではこの言葉を聞いただけで緊張してしまいそうですが、実は難しいことは全然なくて、かしこまった挨拶というよりはどちらかと言うとカジュアルな印象です。
呼び方にしても披露宴最後の挨拶である「謝辞」とは、言葉の堅さからして違いますよね。
ここで、披露宴の流れの前半部分をざっくり見てみましょう。
披露宴の前半部分の流れ
- 新郎新婦入場
- ウェルカムスピーチ
- 司会者による新郎新婦紹介
- 祝辞・乾杯の音頭
- ケーキ入刀
- 歓談
だいたいこのような感じになると思います。ウェルカムスピーチだけ横文字(英語)ですよね。いかにも最近出来た物だということが分かると思います。
一昔前は司会者による挨拶と進行が主だったのですが、近年では新郎新婦が披露宴の最初に挨拶をする形式に変わってきています。
ウェルカムスピーチは披露宴の始めの簡単な挨拶ですから、時間は1~2分程度でOK。
短い挨拶ですから、カンペを見ずにスピーチしたいところです。
難しく考えずに楽しんで話しましょうね!
人は緊張すると早口になりがちですから、ゆっくりと一言ずつハッキリと喋るようにだけ気をつけてくださいね。
ウェルカムスピーチ、新郎新婦どちらが話す?
基本的にウェルカムスピーチをするのは新郎の役割ですから、出来れば全て新郎が話したいところです。ですが、前半部分は新郎、後半部分は新婦…と分けるのも自由です。
披露宴の最初の挨拶として、新郎だけでなく新婦にも話をしてもらうというのは、ある意味新郎の心遣いかもしれませんね。
自由なのですが、個人的な見解としては交互に話すよりも新郎主導でウェルカムスピーチを行い、新婦を引っ張っていく!という意思を示した方が、年配のゲストがいらっしゃる場合は頼りがいがある新郎だ!というイメージを持ってもらえるので良いのではないか?と思います。
また、「本日のお料理は…」というようなことや小難しい挨拶をする必要はないとも感じます。
あくまでウェルカムスピーチというものは無事に結婚式を終えることが出来たお礼と、披露宴を始めますよという挨拶です。
ですから、感謝の言葉を伝えつつ簡潔に述べるのが大事ですよ。
ウェルカムスピーチの基本的な構成
ウェルカムスピーチは、名前の通り「来てくれてありがとう」という意味ですから、基本的にはお礼と披露宴を始める挨拶です。
-
-
結婚式での新郎のクライマックス、謝辞は4つのブロックに分けて作れば簡単!
新郎が結婚式に出席してくれた皆さんに言葉を贈るシーンは、結婚式で何度かやって来ます。 代表的なのはウェルカムスピーチや謝 ...
ウェルカムスピーチも新郎の謝辞と同じくブロックに分けて考えると作りやすいので、まずは4つのブロックに分けましょう。
ウエルカムスピーチの作り方
- 出席者へのお礼
- 結婚式を終えた報告
- 披露宴を始める挨拶
- 締めの言葉
こうして見ると、そんなに難しくありませんよね。
次に、それぞれが長くなり過ぎないように例文を少しご紹介します。
ウェルカムスピーチの例文
まず、先ほど述べた通り簡潔に1~2分にまとめて挨拶するということが大切ですよ。
披露宴の最初に行うスピーチですから、もし大幅に時間オーバーしてしまった場合後の進行が大変ですし、何よりもあくまでお礼と挨拶です。シンプルに考えましょう!
1.出席者へのお礼
本日はお忙しい中、私たちの結婚披露宴にお越し下さいまして誠にありがとうございます。大勢の方に祝っていただき大変光栄でございます。
出席していただいたことへのお礼と、感謝の気持ちをここで述べましょう。
2.結婚式を終えた報告
日頃よりお世話になっている皆様に見守っていただいた中で、先ほど無事に結婚式を挙げることができました。私も〇〇も感謝の気持ちでいっぱいでございます。
結婚式を終えた報告をここで述べます。あまり長くなりすぎないように。
3.披露宴を始める挨拶
ささやかではございますが、皆様への感謝の気持ちと致しましておもてなしをご用意させていただきました。ごゆっくりお楽しみいただければと思います。
ここでは、披露宴に対する新郎新婦の思いや楽しんでもらいたいという気持ちを出しましょう。
4.締めの言葉
それでは、どうぞ楽しいお時間をお過ごしください。宜しくお願い致します。
最期に、締めの挨拶としてゲストへ気遣いをします。
ウエルカムスピーチは意外と簡単でしょ?
どうでしょうか?
そんなに難しいことは言っていませんし、老若男女誰が聞いても分かりやすい文面になっていると思います。
ウェルカムスピーチはこれから始まる披露宴への楽しさも予感させるものなので、シンプルに一言ずつ、ゆっくりと自分の言葉で堂々と話す事が一番大切ですよ。
以前まとめた披露宴の各テーブルにカメラを置くというアイデアを実行した場合は、「3.披露宴を始める挨拶」で話すと良いでしょう。
-
-
披露宴におすすめのカメラは一眼レフより使い捨てカメラ!の理由
一生の想い出になる結婚式。 その姿や様子はずっと形に残しておきたいですよね。 今回は結婚式や披露宴を控えた新郎新婦の方に ...
是非参考にしてみてください。
結婚式の準備も披露宴の準備も大変ですが、頑張ってくださいね!